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「他園と差別化するための8つの要因」と子ども家庭庁における制度の波を掴むポイント

  • 執筆者の写真: 未来産業株式会社
    未来産業株式会社
  • 2024年1月27日
  • 読了時間: 3分

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2024年3月26日(火)

保育園・幼稚園経営 令和6年度 時流予測オンライン研修開催!!

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保護者はどんな園に入りたいのでしょうか?

4回目の今回は、「他園と差別化するための8つの要因」と子ども家庭庁における制度の波を掴むポイントについてご紹介したいと思います。

最初に、競合する人気幼稚園が取り組んでいる活動内容です。


人気幼稚園は、先日お話ししたシェア管理を元に、地域一番のシェアを誇るために、園児のお問い合わせ名簿を分析します。

・お問い合わせ者のイベント参加人数

・イベント参加者の入園率

・入園希望者が参加しているイベント内容の把握

など、第一希望で入園する保護者は、どのような接点、イベントに参加している傾向が高いかの優先順位を知った上で、イベント内容とイベント回数を含む「年間イベント計画」を立案します。


なぜ、この時期かというと地域や自治体にもよりますが、早い地域では7月から願書受付が始まり、遅い地域でも11月には入園説明会を開催するため、この夏にかける取り組みで一番注視しないといけない活動が「広報活動、園児募集」なのです。


次に、「保護者が選ぶ保育園の条件」です。


幼稚園の場合には順位が変わり、

・教育カリキュラム

・教育理念、建学の精神

・園長先生や職員の雰囲気

がトップ3となり、保育園へ通う保護者の「立地(家から近い)」とは少しことなります。

保育園に通う理由の1位である「家からの距離」の理由には、

急なお迎えなどがあった場合すぐ駆けつけられることと、参観などがあるときも楽だからです。

理想は自宅と駅の間。毎日のことだし近いのが一番よい。何かあってもすぐ行けるので。

子供はすぐ熱出すので、迎えに行くこともしょっちゅう。自宅の近くが一番です。


という理由が多く保護者が保育園に求めているのは「利便性」が最上位にくるということです。


今後の運営では、「利便性のニーズ」に合わせて「利便性を超えるニーズ創造」が保育園の経営課題になります。


「利便性を超えるニーズ創出」で今一度考えたいのが差別化8つの要因です。

・立地

・規模

・ストアロイヤリティ

・商品力

・販促力

・接客力

・価格力

・固定客化

の中から「この点はうちの園の方が勝る」というポイントを見つけ出し、

地域においてダントツ一番領域の目標を定めていくこととお伝えしました。

実は、今年度から始まった「こども家庭庁」の事業計画(予算案)に、

今後の差別化に向けたヒントが出ています。


地域の対象人口をしっかりと調査する必要がありますが、

戦略的差別化として注目の事業は「病児保育事業」でこれまでと変わり事業採算が取れる給付がされることになりました。

企業主導型を開園する際に付加して開設したケースが多かったのですが、

「病児保育事業」の有無だけで0・1歳の入園数(地域におけるシェアが上がる)が全く異なるとともに、商圏も広がる傾向がデータとして収集できていたため、企業主導型保育事業の参入の差別化は「病児付加」をしてコンサルティング支援しておりました。

次に、戦術的差別化としての注目事業は、「利用者支援事業」や「訪問事業」という名称がついているもので、まだ明確に運営、補助基準が整っていないのですが、介護保険にも似た制度で、保育園や幼稚園の前に接点を持つ事業を展開していくことが計画に入っています。

このいずれかの差別化要素を地域におけて主導していった法人が今後の幼保業界の変革期を捉える法人になるかもしれません。

 
 
 

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