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【子どもへの敎學】AI経済時代から考える学校教育が本来行うべき2つの敎えとは?

  • 執筆者の写真: 未来産業株式会社
    未来産業株式会社
  • 9月7日
  • 読了時間: 14分

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普段は、メールマガジンで社会福祉法人や学校法人、株式会社の保育園、幼稚園、こども園の皆様へ経営情報をお伝えしておりますが、『子どもへの敎學』についてはオープンソース、ブログで記事を書いていきたいと思います。



戦前と戦後で経済観念(経世済民の薄れ)学校教育の目的や内容が大きく変化しているのではないかと10代後半の学生時代から肌感覚で疑問を感じて、戦前の経済や敎育に関して、これまで研究してまいりました。


戦後の経済は、(本来ヘルメスが世の人々を救済するための通貨制度から)アメリカ主導の「物質による豊かさ」が幸せなんだという観念により、不便を便利にしていくことが善であるという文化や風潮、そして企業の経済発展により、家の中にあるグッズの数が爆発的に増えた現代になりました。


戦後の学校教育は、経済を反映するように「ルールに沿って繰り返し反復する能力」「心や精神性より物質・目に見えるものの探求(科学)」「集団で同じことができることが善」という考えのもとに教育現場の授業が構成されてい続ける学校教育がイギリスの産業革命以降、ずっと継続されています。


もちろん、産業革命時代は、重機がすくなかったため、重たい荷物をは運ぶため、体操(体力)が重要視され、本来心や精神性を神様に捧げるという考えから始まった神聖なオリンピックは、労働者を増やす仕組みとして「現代オリンピック」に変わったという、経済観念が中心で様々な変化が私たちの身の回りで変わってしまいました。


尋常小学校や足利学校、松下村塾を研究していると

本来幼少期の子どもたちに「他の力により生かされている『縁起』」「生まれてから情熱を持っている分野で『志』を掲げて、他を救済する『滅私奉公』」という考えが国語や社会、今はハーバード大学もモデルにしている松下村塾のディベート型教育の様々な教科で生き方を學んでいたというのが戦前の日本(倭)敎育から上記の理由で変わってしまった。



結果、「個性を天才(先天的な才能)へと変えていく」「真理を持って人々を救う(経世済民)」という本来、育の場でやられていた敎えが失われ、「人格主義から個性主義」、「年功序列の家族意識から結果主義」の経済と教育へ変化してきました。


そして、AIが台頭していく世の中に入る中、「(オートメーション機械による)体力」「事務処理能力や記憶を磨く知力」「ある特定の人々が独占していた技術力や情報力」などが意味を持たなくなっていくことから「人間とは」「生きるとは」「志とは」とより精神性を高めていく敎育、本来あった日本(倭)敎育へ戻っていく必要があるのではないかと感じています。



では、幼児教育の分野にいる私たちが何を子どもたちに遺していけるか(遺伝子)を考えると

1つは、「縁起」の考えを体感する。

「食卓縁起」という言葉がありますが、「今日食卓に並ぶ魚はどこからきたのだろうか?」

という縁起を教えてあげて、私たちは一人では生きることができないという体験をたくさんすることです。


母がスーパーから切り身の状態で、1000円で魚を買ってきてくれますが、

スーパーに並ぶまでに

・魚を捌いてくれる人

・魚を届けてくれている人(物流)

・魚を様々な地域へ送り届けるところ(卸売)

・必要な魚を買い付けしてくれる人(市場)

・私たちが寝ている間に、魚をとってきてくれる人(漁師)

という様々な人がいます。


この流れで1万人近い人が関わってきていることから私たちは自然が無償で与えてくれた魚を1000円という価格で買えているのが「経済の本質」ですが、これは私たちが便利にも食べたいものがすぐ食べられるという状態になる背景には、命懸けで魚をとってきてくれる漁師さんから始まり、様々な関わりがあるから食卓に様々な食材が並んでいます。


園のある地域では、「食卓縁起」を考えても地域を支えている産業があると思いますが、どのような流れ、思いで人々が関わり、私たちの生活を支えてくれているのかの実体験から知り、他人に感謝できる心を育てることです。



2つ目は、「志は何か?」です。

これは「情熱の対象」であり、「使命」「Mission」など生まれてきた目的に気づくプロセスです。


7つの習慣を学生に教える体験をしていて感じたのが、

実は、「人生(生き方)に悩み」を抱えている中学生や高校生が多かったことや良くも悪くも家庭環境から将来のキャリアや進学を決めることからそれ以上の世界に触れることができないという「家庭環境と教育」の限界点もあるのですが、その限界点を超えられるのが先ほどの「縁起の法」であり「食卓縁起」「時間縁起(先祖からの命の繋がり)」等から「輝いている人々を見て、夢や目標になる」という体験を生み出すかもしれません。


そして、この志と非常に関連するのは「感情(気持ち)」であり、保育園や幼稚園で先生方は「どんな気持ち?」と傾聴することをされていますが、感情が情熱の燃料となるため、「プラスの感情」や「よく感じている感情」は何なのか?


私たちが子どもたちの感情を観察することも非常に重要ではないかと感じています。


いわば、本能がやりなさいという時には、(魔に入られた犯罪者は別ですが)プラスの感情を感じているケースが高く、感情が行動すべきかのサインとなっています。


この感性を幼少期に育むのも原体験や様々な物事に触れて、様々な感情を感じるからこそ、情熱や志に気づける土壌が整います。


そして、児童期から学生期になると「志(他がために実現していくこと)」が感情(気持ち)がサインとして教えてくれるのですが、松下村塾を研究していると幼児教育でいう「好奇心の探求」に近い取り組みであり、興味のあるものを実際に観に行き、実感したことをシェアしあったり、場合によっては、本来あるべきものをディベートから議論するという理想像を皆で語り合う機会が時代を変革する志士を育てた原動力、源泉となっているようです。


この「志敎育」は江戸時代までの士農工商制度があった時には、先祖が築き上げてきた繋がりの中に「アイデンティティ」を見出し、家系を継承していくこと、さらにより良いもの、時代にあったものにカスタマイズしていこうという考えが、志事(しごと)として見出された一族による家庭教育が大きく役割(華族など300年以上の家系はこの家庭教育がしっかりしているように感じます)を満たしていました。


そして、江戸時代後期から明治時代になり、戦前までは、

「尋常小学校」や「私塾」の台頭により、家系継承以外の選択肢として、万人が興味を探求しやすい教育環境へと変化していきました。


この時代になると「志」は「情熱を持って取り組むこと(内容)」「情熱を取り組むことで持たされる効果(経世済民)」を考え、それを命として生きる(使命)の考えとなる根底を學ぶ場がありました。


残念ながら今の教育では使命、志を気づける機会はなく、「就職活動する際に自己を振り返る経験」や7つの習慣等の「自己啓発」を高額で受講した人しか、「志」を考える機会がないので、多くの民は、その環境に合わせた仕事に就くことになります。


また幼児教育は、「熱意の方向性を記録」するしかできず、中学生・高校生・大学生になる頃に、熱中していたことのログが人生を好転させるキッカケとなる可能性がありますが、さすがに家庭(親)でも、せっかく私たちが残した記録を忘れ去られている可能性がありますね、、、苦笑


「情熱と感情がどこの方位にある」のか、これが今後、子どもたち個々で進むべき道になる可能性があるため、将来、大きな志を遂げられるよう、幼児教育でも天才性(先天的な才能)の存在を見つけてあげる必要がありそうです。


先天的な才能とは、「生まれながらして持つ前世の努力の結果」であり、初めてやったことでも卒なくこなせる様子を見ると「天才性」として考えられるため、「初めての体験」の様子は保育士の視点から見ていただいていると潜在能力まで把握できたりする可能性があるのではと感じています。

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未来産業では、子ども全入時代へ変化する時代

子どもを発達・成長する「専門化(家)」として、どのように地域の子育て家庭、職員、今後入職する保育士さんと携わるべきか、今後の成熟期で推進すべき取り組みをまとめた研修を全6日間で行います。

研修の概要は「こちら」をクリック


2024年全国48法人54名の理事長・代表・管理職・次世代リーダーが参加された経営改革研修を開催します!


令和7年となり、厚生労働省が示していた「需給バランス」の転換点になる年度のスタートになりました。

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実際には、既に

「1号認定が集まりにくくなった」

「0・1歳の入園者数が減った」

「4月1日の年度始めに未満児の定員割れを起こしている」

「保育士が採用できないから児童受け入れできない」

という法人が全国的に増えてきています。


「園児全入時代」となり、保護者の視点から見ると「仕事中に預かってくれている」という基本的価値から「こどもの成長を実感できる」という付加価値へとニーズは変化していき、園の取り組みを棚卸して可視化され、SNSやHP等で様子が見られる園に園児が集中する時代になっていきます。

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言わば、人気と不人気の園に明暗が分かれる時代になってきました。


例えば、日本一高い山はなんでしょうか?


ご覧いただいている皆様が「富士山」と答えられるのではないでしょうか。


では、2番目に高い山は?


教養のある皆様はご存知かと思いますが、保護者に聞いてみるとわかりますが、

1番と2番の“認知の差”はかなり大きいです。


私は、化粧品の制度品メーカーで勤めていた時期がありました。


資生堂の認知力・売上・利益率に、コーセー・カネボウ・花王は追いつくことができず、「業界」1番や「限定したエリア」で1番になれば、生産性が高まります。


実際に、私の息子が通う園は、タクシー運転手に「○○幼稚園にお願いします」といえば、よくご存知であり、道案内せずとも連れて行ってくれます。


そして案の定、1号枠・2号枠も満員のため、皆が入れない状況になっており、「早期に未就園児教室にいってみよう」というつながりを考える保護者も多くいます。


また保育教諭の採用は、グループ園含めて、夏までには終えており、昨年知り合いの新卒保育士を10月に紹介しましたが、「ないとは思いますが辞退がない限り採用できない」と言われたようです。


市内でも子育て家庭は、一番の認知力がある園なのですが、

ひと・もの・かね・情報の全ての経営資源で優位性を持てるため、法人が推進したいことにフォーカスしやすく、結果的に誰も寄せ付けない領域へとプラスのスパイラルが生まれています。

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そして、『保育園・こども園全入時代』で考えるべき法人運営保育士個人の育成についても変わっていきます。


①法人運営については、普段やられている保育・教育活動の「原因と結果」を明確にして、保育・教育の質を高める取り組みと、最も得意な領域を保護者が求める形でコミュニケーションしていく2つが重要です。


「原因と結果」を明確にするとは、普段やっている保育・教育活動で

例えば、乳児保育の基本的生活習慣の確立で「寝る・食べる・遊ぶ」において、こどもが愛着を持って、生活できる環境(結果)が整えられている活動内容(原因)を明確にする。


音楽や運動、知育プログラムに特徴があるのであれば、

リズム感や運動神経、発想力やIQなどの結果が出ているこどもに共通している刺激(保育従事者の言動)は何なのか、またその刺激(教育・保育活動)の回数や頻度、コミュニケーション方法などで質を変えた際に、こどもの反応(結果)がどのように変わるのか検証していく必要があります。

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保育園の事例は、避けますが同一法人で運営している介護施設では、「安全に移動してレクリエーションに参加する」「介護福祉士が腰痛にならない」という利用者と職員の視点にたって、利用者が移動する際の留意点をまとめた資料が上記になります。


これを保育園やこども園、幼稚園でやっている保育・教育活動の業務内容ごとに成果の高いプロセスをまとめていき、保育従事者のスキルの基準を明確にする、品質を高める取り組みをしています。


また、これら内部でシステム化できたとしても、こどもがどのように成長しているのか地域の方達に発信しない限り、子育て家庭の感動は生まれません。


「どのような成長」を園に通うこどもがしているのか、園児募集の説明会であったり、在園児用ブログであったり、地域用のSNSのそれぞれで発信していくことで、ようやく「この園は1番すごい!!」と保護者も認知、感動を覚えていきます。


長くなりましたが、「園児全入時代の経営」はこれまでと全く違った精度で取り組みを可視化、ナレッジマネジメント(共有)していくプロセスを整えていく必要があります。


時代が変わりゆく中で

DAY1「時流を知り、次なるチャンスを見極める」

DAY2「園児全入時代の経営戦略」

DAY3「多様化する働き方に合わせた制度構築で応募数を増やす保育士採用」

DAY4「こども全入時代の園児募集の取り組み」

DAY5「法人・組織全員で保育・教育の質を向上する本部機能づくり」

DAY6「自立型職員(保育士)を育てる教育環境とマネジメント」

とこれから経営環境を整えていただく内容を全6日間に渡り、お伝えしていきます。


全6日間で以下のことが理解でき、運用することができるようになります!


DAY1 「2025年の時流予測」

2025年5月27日(火)『子ども・子育て支援情報公開化時代の経営』

以下の方が理解、活用いただけます!

☑️こども家庭庁が推進するICTからワンスオンリー化で変わるデジタル対応

☑️「こども・子育て支援情報の公開化」で保護者、保育士から見られる変化

☑️こども誰でも通園制度は誰がすべきなのか?

☑️処遇改善等加算の一本化で損をしてしまう園、準備すべきこと

☑️保育士の生産性を高めるナレッジマネジメント

☑️働きやすい職場環境の整備(ICT化、事務負担軽減、シフト柔軟化)




DAY2「経営戦略」

2025年6月11日(水)『保育・教育の質強化に集中するデータ・ドリブン経営』

以下の方が理解、活用いただけます!

☑️市場環境の変化と今後の課題

☑️経営管理とKPI管理で情報の見える化をするポイント

☑️競争優位性を確立するポイント(選ばれる園づくり)

☑️中長期経営計画の策定(3年・5年・10年計画)

☑️財務計画や損益分岐を管理するためにみるべき5つの項目

☑️データ活用による経営改善(定員管理・収支分析の強化)



DAY3「採用戦略」

2025年7月11日(金)『働き方の制度構築から抜本的に取り組み応募数を増やす仕組み』

以下の方が理解、活用いただけます!

☑️保育士から応募が多い法人における3つの共通点

☑️保育士さん個々のライフステージに合わせた働き方ができる就業制度構築

☑️人材紹介会社に頼らず、強化すべき2つの採用ルート

☑️求職者と電話が繋がらない!園見学へ誘導する求人票の作り方


DAY4「園児募集戦略」

2025年8月8日(金)『子ども全入園時代の地域一番化と初期接点強化』

以下の方が理解、活用いただけます!

☑️クチコミと問い合わせが増える魔法のツール

☑️ブランド力を高める特長の策定

☑️オンライン集客とデジタルマーケティング

☑️園の価値観に合う保護者が集まり信頼関係を構築する3つの取り組み

☑️入園希望と願書購入が増える園見学・説明会のポイント



DAY5「本部機能最適化」

2025年9月9日(火)『職員(人財)の質を高める本部管理・本部機能づくり』

以下の方が理解、活用いただけます!

☑️不適切保育が叫ばれる中のリスクマネジメントの強化

☑️人財の育成状況と計画を可視化する ICT化・業務効率化

☑️優秀な人財には結婚・出産後も残ってもらう仕組みと業務内容

☑️園長会議の質を高めるナレッジマネジメントの方法

☑️理事長・代表の右腕となる保育士をトップリーダーに育成する方法



DAY6「人財育成」

2025年10月7日(火)『自ら成長する保育士を育てる人財育成の仕組化』

以下の方が理解、活用いただけます!

☑️ひとり一人の個人の特性を掴んだ人財育成の方法

☑️キャリアビジョンを描かせる仕組みづくり

☑️「指示待ち」から「自ら考える」思考へのシフト

☑️自発的に学ぶ文化をつくる

☑️「給与さえもらえれば良い職員」への意識改革



日程は、

2025年5月27日(火) DAY1 「2025年の時流予測」

2025年6月11日(水) DAY2「経営戦略」

2025年7月11日(金) DAY3「採用戦略」

2025年8月8日(金) DAY4「園児募集戦略」

2025年9月9日(火) DAY5「本部機能最適化」

2025年10月7日(火) DAY6「人財育成」

となっており、全日程13:30〜16:30となります。

※資料の多さから一部30分延長の場合もありご了承ください!


開催は、zoomによるオンライン配信となるため、オンライン環境があれば

誰でも、いつでもご参加いただけます!


もし、当日参加できなくても後日配信もありですので、振り返りや他職員への情報共有もあいやすくなっております。


研修費

各回15,000円/法人

全6回60,000円/法人


研修テキストと当日zoomアドレス(後日動画)の配信:

以下の研修お申し込み後に請求書をお送りするご連絡をメールで差し上げます。

入金確認のご案内を行う際に、配信を予定しております。

※研修7日〜10日前を目処に配信を開始する予定です。

【研修のお申し込み】




 
 
 

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