全国で相次ぐ人気幼稚園こども園の定員割れ!今後の園児募集はこうせよ!
- 未来産業株式会社

- 2024年1月27日
- 読了時間: 3分

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2024年3月26日(火)
保育園・幼稚園経営 令和6年度 時流予測オンライン研修開催!!
参加費:5,000円(税抜)
申込は以下のアドレスへ
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先日、新入職員研修と題して、サービスマインド(マナー)と
職員間や保護者とのコミュニケーションに関する若手職員研修を行いました。
全国から26名の保育従事者が研修に参加いただきましたが、
法人様の経営者や職員様から
「(管理者)20代の育成に研修内容や伝え方が参考になった」
「(3年目)働く動機が明確になり、法人の目指すことに取り組むことに共感が深まった」
など、組織を強くする取り組みができ、本当に楽しい1日でした。
特に、新年度の開始時期は、
気持ちも新たになるタイミングで「鉄は熱いうちに打て」ではないですが、
スポンジのように脳が柔らかいタイミングに、どのような刺激を与えるかで
新卒から入社3年で大きな差が開きます。
研修に参加した20代前半の保育従事者がこの3年、
・職員間の連携を仲介できる能力と姿勢
・保護者が期待することを理解して、コミュニケーションできる能力
を身につけ、更なる新入職員に伝授していく循環を楽しみにしています。
変わって、事業収入に関わる4月地点での入園数についてですが
購読いただいている方も実感されているかと思いますが、
0、1歳児の入園数が全国的に減少傾向にあり、
特に、人気幼稚園や人気こども園の1号(特に3歳)の定員割れスタートが相次いでいます。
これは、
・幼稚園の統廃合が進んだ2000年代
・子ども子育て支援新制度開始前の「認可外保育所の4月ショック」
に次ぐ大きな流れであり、何より今までと異なるのが、
地域で2番シェア以降の園児募集力減少ではなく、地域一番園での園児募集力の減少が目立っており、時代の変わり目となる「保育園における園児募集元年」のスタートが必要となる年になってきたかと全国のコンサルティングの現場から感じております。
例年の実績値報告は、
8月末に厚生労働省より発表されますが、
地域1番、地域2番の差まで見えないため、
皆様の地域園空き定員を役所ホームページから観察いただきたいのですが、
これから3年で“マーケティング”という観点を持つ法人とそうでない法人に
大きな差が広がっていくことが想像されます。
マーケティング=「市場(マーケット)」+「現在進行形」
という言葉の語源の通り、現在の地域がどのように変化していくのか①予測し、
②対策を行うことです。
初回の今回は、「予測」について一緒に考えていきたいと思います。
「予測」は言わば、「現状認識」であり、正確な現状分析が基礎となります。
この「予測」が正確であるからこそ、上図にある
・ブランド構築と情報発信
・園ブランド(狙い)と一貫した教育内容(オリジナリティ)
・明確な保護者層と入園前に保護者をファン化する取り組み
・就学前までに保護者が期待するこどもの成長
と一貫した園運営が可能となり、4月スタート定員充足率120%が可能になります。
そして、現状認識は実にシンプルなのが私たちの業界です。
理由は、(オンライン教育や通販ではないため)私たちの園に通うことができる限界エリアが存在することです。
実は、人気幼稚園のコンサルティングの現場では、
1.商圏における0から5歳児対象人口の増減を把握すること
2.第一次商圏(登園児童の70%がくる範囲)のシェアを把握すること
3.未就園児教室の参加者数リストの把握
4.未就園児教室の参加者数の内、入園する保護者が参加するカリキュラムを把握する
の4つのプロセスで園児募集計画を立案しています。
この現状認識をするだけでも、実は今後の経営の見通しを立てやすくなります。
ぜひ、まずは、未来を予測することから始めてみましょう。
次回は、②対策方法として「他園と差別化するための8つの要因」について
お伝えしていきたいと思います。


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