top of page

新シリーズ【子どもへの敎學】〜先人が託した言葉や漢字に遺してくれた敎育

  • 執筆者の写真: 未来産業株式会社
    未来産業株式会社
  • 6月1日
  • 読了時間: 13分

ree


普段は、メールマガジンで社会福祉法人や学校法人、株式会社の保育園、幼稚園、こども園の皆様へ経営情報をお伝えしておりますが、『子どもへの敎學』についてはオープンソース、ブログで記事を書いていきたいと思います。


「敎學」とありますが、「」(コウ)が書かれています。

」は「先人の智慧」や「高次元の世界」から人としての指針を得る、真理を學ぶという意味で戦前はこれらの漢字(言葉の成り立ちと意味)で伝えられていました。


例えば、「カラダ」という漢字は、『体』と一般的に書くように学校で学んでいますが、体という字は本来「動かないカラダ」を指し、「死体」などの死んだ人や動物のカラダを本来指しています。


そして人間のカラダの本当の漢字は「骨が豊か」と書き、『體』が日本人の魂(言霊)が大切にしてきた言葉の意味になります。


【子どもへの敎學】というテーマで「これから後世をどのように育てていくのか」を情報発信するブログを書き綴っていきたいと思います。


「學」の漢字には「両手」「」「子」が描かれていますが、

真理に暗い人に聖賢の智慧、生まれながら持つ先天的な才能、インスピレーションを習得させることを表現しています。


人によっては、「星空が楽譜に見えて、素晴らしい音楽を創作されます」

人によっては「川の流れや音からインスピレーションを得て、素敵な美術造形が出来上がります」


『花鳥風月や天声人語から創作活動が生まれる』とも言われますが

学校という仕組みで読み書きそろばんを学ぶまでの時代は、フィールドキャンパス(自然學校)や瞑想、神事などの野學を大切にしてきたのが日本人でした。


また、日本最古の学校と言われている1439年にできた足利學校では、先人が築き上げた暦や易経などの生活の知恵を學ぶ場として學問の場が始まります。

(実際の日本最古の学校は法隆學門寺(法隆寺)のようです)


時代を遡って考えてみると西遊記に出てくる玄奘三蔵は、国禁を犯してまでインドに渡りたかったのも、当時、最高の文明があったインドのナーランダ大學に留學したかったからです。


そして、倭の国では遣隋使、遣唐使が命がけで留學したのは、世界でも最先端の文明を支える最高の大學があったからです。


3・11が起こるまでは、アメリカのハーバード、コロンビア、スタンフォードと西洋文明を世界中の学生が学びにいきました。


そして、1611年周期で22.5度ずつ文明が発展していき、現在日本に戻ってきたとされています。


このタイミングで日本に文明のサイクルが戻ってきたのも

「西洋的な物質主義、利己主義、処世術、分析力、事務能力を高める学問」

の経済(経世済民)が限界を迎えて

「東洋的な精神主義、利他主義、學(アイデア)、創造力、発明・発見の學門」

の本来、人と自然や動物と共にする生活の営みが世の中に必要となったという時代背景にも重なり合っています。


確かに、西洋経済の発展により、たくさんの物質の開発により便利な生活が手に入った一方、自然環境や動植物の生活環境、ご近所さんとの助け合う社会構造が失われています。


その結果、「誰でもよかった」という殺人事件が街中や駅中で起こり、

子どもへ「知らない人と話してはいけない」という家庭教育により、ご近所さんと一緒に子育てをやる(やってはダメな道徳感は近所のおばちゃんに言われて、親子ではできない教育ができていた)ことはなくなり、隣に誰が住んでいるのかもわからない状況


そのような知らない、関係のないと思い合う社会構造になってしまい、結果的に子ども達にとっては、「守られにくい」、「改善しようという学び」の時間自体が失われてしまいました。


しかし、本当の日本人(帰化ではなく、これまでも国籍が日本にあった人たちであり、先祖を遡っていくと血筋は天皇家につながっていくと言われている人)は、

昨今の政治・経済の不安定さから気づきを得て、兵庫県知事選挙やおそらく今回の夏の参議院選挙に至るまで真理(本当にあるべき姿)に戻っていくターニングポイントになっているように感じます。


そのような中、「子どもの教育・生活の場」においては、

・共働きやご近所さん付き合いの希薄さから家庭教育の衰退

・事務処理能力はAIに置き換わっていく中で読み書きそろばんからなかなか変革しない学校教育

・農薬や栄養不足の土により栄養が摂れない食べ物の摂取

・ホルモン剤や化学物質により育てられた家畜や魚を摂取

・ダムや水道管による自然浄化水が欠如した飲み物

・磁場のエネルギーが届かない木の高さ以上に住居を持ち、睡眠しても十分なエネルギー回復にならない生活習慣

などなど、私たちの生活は便利になった反面、失われていることが多いのは、私たち福祉・学校教育を志し、携わっている先生と呼ばれる人たちは気づいているのではないかと感じます。


歴史を學んでみると(諸説ありますが)

国常立尊(くにのとこたちのみこと)」の時代から後世(子孫)へ原則(こうやったら失敗しないという敎え)をまとめてくださっていたのが、古神道であり、宗教ではなく生活様式の智慧を時代を超えて伝えてくれていると言われています。


温故知新といいますが、

私たちが何らかの物事や情報に触れた時に「喜怒哀楽の感情」が湧いてきたプラスの感情、マイナスの感情が自身のDNAが良いこと、悪いことというのをサインとして出してくれます。


実は、私たちがすでに持っているDNAが「先祖から脈々と続いている智慧」により感情という反応で良いこと、悪いことを敎えてくれるのです。


これもまた正しい言葉、日本語を學んでいくことが大切ですし、

・教養を身につける生涯学習〜學問、芸術、美術など、幅広い知識や経験による人格形成

・ストイックな言動を習得する十善戒〜聖徳太子の敎え

・夢、反省、励まし、感謝を思い起こす日記帳〜私利私欲から利他精神を育む習慣

・心と體の護身術〜合気道、柔道、花道、香道など「道」の実践

・清掃活動〜家庭や会社、地域の整理整頓と清掃により心を整える

・文化創作活動(自然學校、美術展、音楽祭)〜インスピレーションの開発

・健康管理の実践〜規則正しい生活や奉仕活動、活性酸素が生じない体操の継続、衣食住に関する生活の知恵

・家計簿の作成〜身に合った取るに足る生活

が先人から伝えられてきた知恵として多く残っています。


家庭や教育の場でもこれらの活動を友達と一緒にする中で、

「気づき」や何か友達との間に不和があった時に「相手の置かれた状況を想像してみる」ことで私たちの知恵を「家訓」として遺し、継承していきたいものですね。


また不定期ではありますが、【子どもへの敎學】のあるべき姿を一緒に考えていきたいと思います。

◻︎◾️◻︎◾️◻︎◾️◻︎◾️◻︎◾️◻︎◾️◻︎◾️◻︎◾️◻︎◾️◻︎◾️◻︎◾️◻︎◾️◻︎◾️◻︎◾️◻︎◾️◻︎◾️◻︎◾️◻︎◾️◻︎◾️◻︎◾️

未来産業では、子ども全入時代へ変化する時代

子どもを発達・成長する「専門化(家)」として、どのように地域の子育て家庭、職員、今後入職する保育士さんと携わるべきか、今後の成熟期で推進すべき取り組みをまとめた研修を全6日間で行います。

研修の概要は「こちら」をクリック


2024年全国48法人54名の理事長・代表・管理職・次世代リーダーが参加された経営改革研修を開催します!


令和7年となり、厚生労働省が示していた「需給バランス」の転換点になる年度のスタートになりました。

ree

実際には、既に

「1号認定が集まりにくくなった」

「0・1歳の入園者数が減った」

「4月1日の年度始めに未満児の定員割れを起こしている」

「保育士が採用できないから児童受け入れできない」

という法人が全国的に増えてきています。


「園児全入時代」となり、保護者の視点から見ると「仕事中に預かってくれている」という基本的価値から「こどもの成長を実感できる」という付加価値へとニーズは変化していき、園の取り組みを棚卸して可視化され、SNSやHP等で様子が見られる園に園児が集中する時代になっていきます。

ree

言わば、人気と不人気の園に明暗が分かれる時代になってきました。


例えば、日本一高い山はなんでしょうか?


ご覧いただいている皆様が「富士山」と答えられるのではないでしょうか。


では、2番目に高い山は?


教養のある皆様はご存知かと思いますが、保護者に聞いてみるとわかりますが、

1番と2番の“認知の差”はかなり大きいです。


私は、化粧品の制度品メーカーで勤めていた時期がありました。


資生堂の認知力・売上・利益率に、コーセー・カネボウ・花王は追いつくことができず、「業界」1番や「限定したエリア」で1番になれば、生産性が高まります。


実際に、私の息子が通う園は、タクシー運転手に「○○幼稚園にお願いします」といえば、よくご存知であり、道案内せずとも連れて行ってくれます。


そして案の定、1号枠・2号枠も満員のため、皆が入れない状況になっており、「早期に未就園児教室にいってみよう」というつながりを考える保護者も多くいます。


また保育教諭の採用は、グループ園含めて、夏までには終えており、昨年知り合いの新卒保育士を10月に紹介しましたが、「ないとは思いますが辞退がない限り採用できない」と言われたようです。


市内でも子育て家庭は、一番の認知力がある園なのですが、

ひと・もの・かね・情報の全ての経営資源で優位性を持てるため、法人が推進したいことにフォーカスしやすく、結果的に誰も寄せ付けない領域へとプラスのスパイラルが生まれています。

ree

そして、『保育園・こども園全入時代』で考えるべき法人運営保育士個人の育成についても変わっていきます。


①法人運営については、普段やられている保育・教育活動の「原因と結果」を明確にして、保育・教育の質を高める取り組みと、最も得意な領域を保護者が求める形でコミュニケーションしていく2つが重要です。


「原因と結果」を明確にするとは、普段やっている保育・教育活動で

例えば、乳児保育の基本的生活習慣の確立で「寝る・食べる・遊ぶ」において、こどもが愛着を持って、生活できる環境(結果)が整えられている活動内容(原因)を明確にする。


音楽や運動、知育プログラムに特徴があるのであれば、

リズム感や運動神経、発想力やIQなどの結果が出ているこどもに共通している刺激(保育従事者の言動)は何なのか、またその刺激(教育・保育活動)の回数や頻度、コミュニケーション方法などで質を変えた際に、こどもの反応(結果)がどのように変わるのか検証していく必要があります。

ree

保育園の事例は、避けますが同一法人で運営している介護施設では、「安全に移動してレクリエーションに参加する」「介護福祉士が腰痛にならない」という利用者と職員の視点にたって、利用者が移動する際の留意点をまとめた資料が上記になります。


これを保育園やこども園、幼稚園でやっている保育・教育活動の業務内容ごとに成果の高いプロセスをまとめていき、保育従事者のスキルの基準を明確にする、品質を高める取り組みをしています。


また、これら内部でシステム化できたとしても、こどもがどのように成長しているのか地域の方達に発信しない限り、子育て家庭の感動は生まれません。


「どのような成長」を園に通うこどもがしているのか、園児募集の説明会であったり、在園児用ブログであったり、地域用のSNSのそれぞれで発信していくことで、ようやく「この園は1番すごい!!」と保護者も認知、感動を覚えていきます。


長くなりましたが、「園児全入時代の経営」はこれまでと全く違った精度で取り組みを可視化、ナレッジマネジメント(共有)していくプロセスを整えていく必要があります。


時代が変わりゆく中で

DAY1「時流を知り、次なるチャンスを見極める」

DAY2「園児全入時代の経営戦略」

DAY3「多様化する働き方に合わせた制度構築で応募数を増やす保育士採用」

DAY4「こども全入時代の園児募集の取り組み」

DAY5「法人・組織全員で保育・教育の質を向上する本部機能づくり」

DAY6「自立型職員(保育士)を育てる教育環境とマネジメント」

とこれから経営環境を整えていただく内容を全6日間に渡り、お伝えしていきます。


全6日間で以下のことが理解でき、運用することができるようになります!


DAY1 「2025年の時流予測」

2025年5月27日(火)『子ども・子育て支援情報公開化時代の経営』

以下の方が理解、活用いただけます!

☑️こども家庭庁が推進するICTからワンスオンリー化で変わるデジタル対応

☑️「こども・子育て支援情報の公開化」で保護者、保育士から見られる変化

☑️こども誰でも通園制度は誰がすべきなのか?

☑️処遇改善等加算の一本化で損をしてしまう園、準備すべきこと

☑️保育士の生産性を高めるナレッジマネジメント

☑️働きやすい職場環境の整備(ICT化、事務負担軽減、シフト柔軟化)




DAY2「経営戦略」

2025年6月11日(水)『保育・教育の質強化に集中するデータ・ドリブン経営』

以下の方が理解、活用いただけます!

☑️市場環境の変化と今後の課題

☑️経営管理とKPI管理で情報の見える化をするポイント

☑️競争優位性を確立するポイント(選ばれる園づくり)

☑️中長期経営計画の策定(3年・5年・10年計画)

☑️財務計画や損益分岐を管理するためにみるべき5つの項目

☑️データ活用による経営改善(定員管理・収支分析の強化)



DAY3「採用戦略」

2025年7月11日(金)『働き方の制度構築から抜本的に取り組み応募数を増やす仕組み』

以下の方が理解、活用いただけます!

☑️保育士から応募が多い法人における3つの共通点

☑️保育士さん個々のライフステージに合わせた働き方ができる就業制度構築

☑️人材紹介会社に頼らず、強化すべき2つの採用ルート

☑️求職者と電話が繋がらない!園見学へ誘導する求人票の作り方


DAY4「園児募集戦略」

2025年8月8日(金)『子ども全入園時代の地域一番化と初期接点強化』

以下の方が理解、活用いただけます!

☑️クチコミと問い合わせが増える魔法のツール

☑️ブランド力を高める特長の策定

☑️オンライン集客とデジタルマーケティング

☑️園の価値観に合う保護者が集まり信頼関係を構築する3つの取り組み

☑️入園希望と願書購入が増える園見学・説明会のポイント



DAY5「本部機能最適化」

2025年9月9日(火)『職員(人財)の質を高める本部管理・本部機能づくり』

以下の方が理解、活用いただけます!

☑️不適切保育が叫ばれる中のリスクマネジメントの強化

☑️人財の育成状況と計画を可視化する ICT化・業務効率化

☑️優秀な人財には結婚・出産後も残ってもらう仕組みと業務内容

☑️園長会議の質を高めるナレッジマネジメントの方法

☑️理事長・代表の右腕となる保育士をトップリーダーに育成する方法



DAY6「人財育成」

2025年10月7日(火)『自ら成長する保育士を育てる人財育成の仕組化』

以下の方が理解、活用いただけます!

☑️ひとり一人の個人の特性を掴んだ人財育成の方法

☑️キャリアビジョンを描かせる仕組みづくり

☑️「指示待ち」から「自ら考える」思考へのシフト

☑️自発的に学ぶ文化をつくる

☑️「給与さえもらえれば良い職員」への意識改革



日程は、

2025年5月27日(火) DAY1 「2025年の時流予測」

2025年6月11日(水) DAY2「経営戦略」

2025年7月11日(金) DAY3「採用戦略」

2025年8月8日(金) DAY4「園児募集戦略」

2025年9月9日(火) DAY5「本部機能最適化」

2025年10月7日(火) DAY6「人財育成」

となっており、全日程13:30〜16:30となります。

※資料の多さから一部30分延長の場合もありご了承ください!


開催は、zoomによるオンライン配信となるため、オンライン環境があれば

誰でも、いつでもご参加いただけます!


もし、当日参加できなくても後日配信もありですので、振り返りや他職員への情報共有もあいやすくなっております。


研修費

各回15,000円/法人

全6回60,000円/法人


研修テキストと当日zoomアドレス(後日動画)の配信:

以下の研修お申し込み後に請求書をお送りするご連絡をメールで差し上げます。

入金確認のご案内を行う際に、配信を予定しております。

※研修7日〜10日前を目処に配信を開始する予定です。

【研修のお申し込み】




 
 
 

コメント


Copyrights © 2018 future Industry ,Inc . All rights reserved.

bottom of page